絵本ミーティング まとめてレポ
絵本ミーティングが終わって日が経ってしまいまた。
FBではアップしていましたが、こちらではまだでしたので大変遅くなりましたがご報告いたします。
【DAY0】
絵本ミーティングの前夜祭。
初日のゲストの真珠まりこさんに、書店さんに、出版社さんに、主宰者さんに、施設担当さんに、私。羽釜で炊いたご飯に、夏野菜たっぷりのお料理。施設担当の岩田さんの手作り。主宰者さんのお料理も。どれも美味しかったです!話題も様々だがどれも面白く学ばせていただきました。暖炉の音も心地よく、翌日がますます楽しみとなりました。
【DAY1】ゲスト 真珠まりこさん
《トークイベント》
創作秘話を画像を使ってたっぷり解説。自作に対する愛を聞かせていただきました。その中にある〈理念〉をお聞きすることができ、贅沢な時間となりました。そしてインド旅行と、インドでの出版にまつわる話。それは〈もったいない〉の源を辿る旅。ガンジスに対するインドの方の精神的な面と物質的面に不思議さを感じていた私には、スッと入ったお話でした。
《ディナーミーティング》ゲスト 真珠まりこさん・中川ひろたかさん
ここからは、2日目のゲストの中川ひろたかさんもご一緒に。美味しい食事に、中川さん・真珠さん・池水さん(主宰者)の演奏&歌あり、トークあり、そして参加者によるフォークダンス! 楽しく充実した時間でした。絵本作家さん、出版社さん、書店さん、読書アドバイザー、絵本専門士など、〈作り手〉〈売り手〉〈渡し手〉の三者のパーティー。楽しくないはずがない!楽しいだけでなく、深い話もたくさんお聞きすることができ、この夜も素敵な夜となりました。
【DAY2】ゲスト 中川ひろたか
《トークイベント》
中川ひろたかさんのお話は、自作の『いのちのたべもの』(加藤休ミ・絵/おむすび舎)の読み聞かせからスタート。出版されたおむすび舎の霜鳥さんがガイド役。とっても贅沢。他にも数冊読み聞かせをした中で『ないた』(長新太・絵/金の星社)の秘話が披露された。ある場面のラフを見て、長さんに描き直しに依頼したエピソード。その他にも「巡り合わせであの画家さんに、あの作品の絵を担当してもらった」「それで、この本がこうなった」などと、たくさんのエピソードを聞かせていただきました。最後にピアノで弾き語り。「はじめの一歩」(詩・新沢としひこ/曲・中川ひろたか)を聞き、詩の深さに中川さんのメロディーが乗り、しみじみと酔いしれた時間でした。
《ディナーミーティング》ゲスト 中川ひろたかさん・くすのきしげのりさん
くすのきしげのりさんが合流。途中電車で3時間の足止めにあったとのことで、この時間からとなりました。くすのきさんは遠路お越し頂いたにも関わらず、直ぐにサイン会をしてくださいました。夕食はたくさんの方が中川さん、くすのきさんを囲って談笑されていました。中川さんがお帰りになり、今度はくすのきさんに、自作エピソードをじっくり語っていただき、くすのきサーガの話もちらほら。笑いと深いお話が混在のくすのきワールド。最終日への期待が高まりました。
【DAY3】ゲスト くすのきしげのりさん
《トークミーティング》
まずはPowerPointを使ってご自作を含めた自己紹介。「絵本作家」ではなく「児童文学作家」であり、文章を書き手。絵は様々な画家さんが担当され、出版社も多数なのは、くすのきさんならでは。代表作『おこだでませんように』や、新作も含め様々な作品を読んでくださった。『交響曲「第九」歓びよ未来へ!』のお話の後、私は読者モニターの際送付した感想を直接お伝えする稀な機会に恵まれました。くすのきさんが何度も仰ったのは「想像すること」「共感すること」。同じ作品も読者によって感じ方は異なるし、同じ読者でも読む時によっても感じ方は異なる。様々な視点で読む事が正に「想像すること」「共感すること」。これは本に限らず「ひと・もの・こと」にも通づるなと感じました。
《ディナーミーティング》
3日間の打ち上げも含めた最後のミーティング。たっぷりとお話伺ったことで、参加者は更に伝えたい想いや聞きたいことが沸々と。くすのきワールドは相関図があるように、画家も出版社も飛び越え、あらゆる角度からお話がつながっています。時間軸を越えても、くすのきワールドは崩れません。それはどの作品も一貫し、日常を様々な視点で描かれるから。トークミーティングでもお話がありましたが、画家さんに渡す原稿には本文とは別色で描いて欲しい情景のオーダーが記載されています。嘘のないよう、イメージがズレないよう、絵をオーダーすることもまたくすのきのきワールドを崩さない一つのノウハウなのだと感じました。くすのきさんといるとお話が尽きない。教員時代のエピソードも、新刊のお話もチラホラ。最後まで楽しい夜でした。
【絵本ミーティングを終えて】
今回、多くの〈作り手〉〈売り手〉〈渡し手〉の方々に出会い、お話を伺うことができました。様々な角度からの想いがありますが、行き着く先は〈子どもたちに、もっと本を〉と願う人たちの集まりでした。作家さん・出版社さん・書店さん・学生と先生、初めましての方も、お久しぶりの方も、出会えたこと、お話できたこと、同じ空間にいられたことに感謝いたします。
今回2回目となったこのイベント。次回はどのように開催されるかはわかりませんが、携わる者としてより良い会になるよう努めたいと思います。
Thanks to everyone!
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