さよならともだち トークイベント

昨夜は 偕成社さんの「おれたち、ともだち!」シリーズ20周年記念原画展の 内田麟太郎さん×降矢ななさんのトークショー&サイン会へ。
待ちに待ったこのイベント。
前から2列目の中央で しっかり たっぷり 楽しんだ。

『ともだちや』の誕生から 制作秘話 お二人の絵本感など 多岐にわたるものだった。

内田さん:心をぼんやりさせて浮かんできた「ともだちや」という フレーズ。それを核にストーリーを作った。
降矢さん:テキストというバトンを受け あのキツネの表紙絵が生まれた。

あのヘンなキツネの服装の理由。
(ヘンと仰ったのはお二人ですよ)
まだ シリーズ化も知らずに 描いたそう。
(実は内田さん 編集者さんから「これはシリーズ化するから 次の作品を書き始めて」と原稿を渡した翌日に言われていたそう)

私に限らず 皆さんも 裏表紙も楽しんでいると思う。

あの裏表紙の絵は 「降矢さんの1冊読み終わった時のお話で 離れていて 離れていない」と 内田さんが 教えて下さった。
そう あれは内田さんのオーダーではない。
つまり 降矢さんによる一枚絵の物語!

最新刊の『さよなら ともだち』のお話もたくさん。
悩みながらの制作だったことや 降矢さんご本人による絵解きも。

内田さん:降矢さんの絵によって『ともだちや』が成長した。もちろん 読者の皆さんの感想によっても また成長した。

20年間愛されてきたこの作品たち。
作家 画家 読者 そしてバトンをつなぐ出版社の4者によるリレー。
そのバトンがパスされ続け13作。
素敵な作品たち。

これが〈最終刊〉と思っていらっしゃる方。
結構いらっしゃるみたい。
私はそうは思わない。
だって帯は〈最新刊〉!
ちゃんと見て!
〈全13巻〉じゃなくて〈既13巻〉ですよ!

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